手延べそうめん、手延べうどんの製法。1工程30時間余りに及ぶ 伝統の手延べ製法、そうめん、うどんの工程(作り方)を紹介しています。
手のべそうめんづくりは、小麦粉に塩水を加えて練ることから始まります。
この練り作業は、手のべそうめんのできの良し悪しをきめる重要な工程。
その日の天候、気温、湿度によって塩加減を決めて、手のべそうめんの「こね」が始まります。
作業時間 | 工程名 | |
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1) | 午前4時 | <こね> そうめんの原料の、小麦粉と食塩水を練りあわせて 20~30分でこねあげる。 |
2) | 午前5時 | <足ぶみ作業> こね上げた そうめんの生地を、足でしっかりふんで弾力をだす。 |
3) | 午前6時 | <いたぎ> 円形にのばした そうめんの生地を、包丁で渦巻き状に切り目を入れ、いたぎ機にかけて一本の太い「ひも状」にする。それをサイトウ(桐桶)に渦巻き状に入れて、3~4時間熟成させる。 |
4) | 午前9時 | <ほそめ> サイトウで熟成させたのち、ほそめ機にかけて、さらに親指くらいの太さまでのばし、さらに熟成させる。 |
5) | 正午 | <こなし> こなし機にかけて、さらに小指大の太さにのばし、再び熟成させる。 |
6) | 午後3時 | <かけば> かけば機にかける。竹くだに8の字にかけて「むろ」に入れて熟成させる。 |
7) | 翌朝 午前2時~3時 | <こびき> 竹くだにかけた そうめんを50センチくらいにのばし、再び「むろ」に入れて熟成させる。 |
8) | 午前8時 | <かどぼし> 「こびき」作業で50センチくらいにのばした そうめんの竹くだを「はた」にかけ、箸でさばきながら約2メートルくらいになるまで序々に引き延ばす。 |
9) | 午前11時 | <乾燥> 「はた」にかけ、そうめんの水分が、約14%くらいになるまで乾燥させる。 |
10) | 午後3時 | <こわり> 乾燥したそうめんを、こわり台の上で約18センチくらいの長さに切りそろえる。 |
11) | 午後4時 | <束仕上げ> 切りそろえた そうめんを 50gづつ束にする。古品の場合は、これより約一年間以上保管して、さらに味をととのえる |
12) | 翌日 | <包装/箱詰め> 各種そうめんの包装に仕上げる。各種そうめんの箱に詰める。 |
13) | 翌日 | <出荷> ご注文いただいたお客様に、トラック便、宅配便、船便で出荷する。 |
うまいでぇ本舗は、明治8年3月(1875年)創業以来、手延べ製麺類、製造販売ひとすじの菱中麺業株式会社のオンラインショップです。